くりっく365FXをする上で大切なものの中に、精神面でどの程度耐えられるか、というのがあります。 これを私はキャパシティ(許容量)と呼んでいるのですが、このキャパシティには、個人差があります。 1,000円の含み損で夜も眠れない人もいれば、数千万の含み損でも相場のチェック を忘れるような人まで、様々です。 このキャパシティですが、スワップ派はある程度の含み損に耐えられるようになる必要があります。 スワップ目的でポジションを持ったのに含み損になってすぐに決算では、長年に 渡ってスワップの恩恵にあずかることができないからです。 キャパシティのレベルを上げる方法ですが、私は徐々にポジションを大きくしていって、慣れるしかないと思っています。 私もFXや日経225を始めたころは、1万NZドルのポジションでも気になって、夜に何度も目が覚めました。 ですが、今は以下のような大きなポジションを持っていても、夜中目が覚めることがほとんどなくなりました。 ここまでなるのに約2年かかりましたが、今ではもっと大きなポジションも持てる自信があります。 さて、キャパシティの話に戻りますが、キャパシティとは含み損に耐えられるだけでなく、含み益にも耐えなければなりません。 含み益に耐えるとは、すなわち消費者金融の誘惑に打ち勝たなければならない、ということです。 目の前の差益に目がくらんで、今後受け取り続けるであろう金利を犠牲にすることは、大きな機会損失となります。 スワップ派は、急騰しても暴落しても、悟りを開いた僧侶のように冷静でいる必要がある、と私は考えています。今から60年以上前、日本はアメリカを相手に戦争を行い、東京をはじめ大阪、名古屋などの大都市は焼け野原となりました。 その戦争が終わり、激しいインフレで通貨の価値は急落し、経済は混乱しました 。 しかし、その後は朝鮮戦争などにより日本経済は急成長し、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博などを経て、世界第2位の経済国へと成長しました。 冷戦で米に敗れたソ連は社会主義政権が崩壊、経済がなりたたなくなりロシア政府は破綻、国民は日々の食事にも困るほどになり、インフレも1年間で70倍という、とんでもない通貨下落となっています。 そのロシアは、現在では年率8%以上の高い経済成長率を達成し、Bricsの一員と して世界中から注目されています。 10億ドル以上の資産を持つ「ビリオネア」は、米、独についで第3位、この10年間 の急激な経済成長で莫大な資産を形成した人がどれほど多いかということが分かります。 ベトナムはフランス、米国との戦争で勝利はしたものの、経済的には長年世界から立ち遅れた国となっていました。 ですが、近年は海外からの投資マネーが流れ込み、経済発展は凄まじいものがあります。 「中国の次はベトナム」と考えている企業も多く、トヨタやホンダをはじめ日本を代表する企業はこぞってベトナムへ進出しています。 株式市場も過熱しており、日本でもベトナム株のテレビ番組や雑誌、本などをよく見かけるようになりました。 Bricsの次に急成長が期待されている国の頭文字をとって、「VISTA」と呼んでいますが、ベトナムはその最初の「V」で、世界中から注目されるようになっています。 アルゼンチンもベトナムと同じ「VISTA」ですが、以前は債務不履行でデフォルトに陥り 、国際的信用は地に落ちたことがあります。 ロシアと同じく、日々の暮らしにも困るような状態からの急成長、何か窮地に追い込まれた人間の強さを感じました。 トルコも「VISTA」の「T」で、ヨーロッパとイスラムの架け橋として注目されています。ですが、経済的には30年以上にわたって年率30%以上のインフレが続き、債務の多さから国家破産に近い状態が続きました。 酷い時には1週間で倍以上に物価がったこともあります。 そうなると、みんな値上がりを待って物を売らなくなり、市民は生活に困ったそうです。 ですが、2005年に通貨のゼロを切り落とす「デノミ」を行い、その後は年率10%を下回 るほどインフレは落ち着いています。 通貨単位を変更するということは、国民の通貨に対する信用、政府に対する信用を大きく落とすことを覚悟でインフレを押さえ込む、まさにレーシックは最終手段です。この荒治療によって、現在のトルコリラは非常に落ち着いた値動きとなっています。 政治的にはクーデターを3回経験しており、また現在は大統領を決めるにあたって政局が混沌としており、今後の行方を見守る必要がありそうです。 どん底から這い上がる時に、人間は本当の力を発揮すると思います。 それは国家も同じこと。 底が深いほど天井も高い、かつての日本がそうであったように、トルコに対する期待もこめて、これからも新興国の通貨であるトルコリラを買っていきたいと思います。